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Vol.1【1/12物見山DH+XC戦線報告】
4名
スタートは物見山ピーク。気温は3月上旬並みだったという。しかしピークに向かう北向き林道は凍結し登頂不可能。安全地まで氷上をバックし退避する有り様。自走で距離800m上げ、ついた頂上は日当たりがよく、ハイカー方々も多く、我々も好眺望を楽しみランチとなった。食後には渡辺氏おもむろに、シャボン玉を拭き出して遊んだ。何でココでするのだと訪ねると、いつも皆タバコタイムのときは、非喫煙者は手持ち無沙汰になるので、対抗手段としてシャボンを吹くのだと。ガーン。考え様だが、しばしの和みであった。
この物見山には4ルートのDHコースがあるが今回は一番長大なルート開拓となった。ピーク付近のトレイルはまことに走りやすく上機嫌。しかし降下に従い道幅が狭く、険しくなる。どうやらこのルートは送電線菅理道のようである。大鉄塔まで来て、さらに険しくなる。転倒したら確実に滑落する。道標を辿ったはずだが、中盤には道無き道を進み、沢沿いの林道に着いた。予定のルートから多きく反れ、正規ルート外を開拓したようだ。全行程の1/3なのにここまでで達成感一杯。冬なのに清流の水を腹ばいで犬のように飲む。顔を洗う。沢渡りの為に岩を投げ簡易橋を作るが、
投げた水しぶきで渡辺氏全身水浴び、絶叫。残りの行程スムーズな林道を降下しDHメニュー終了。CXルートへの移動途中、のどかな風情の巾着田で小休止。ここからは本日最苦の登り110mの高麗峠を目指す。各位息が挙がったところで、峠ピークで補食休憩。しばらくの水平基調を経て、登り下り連続のコースタールートを激走。久しぶりにきたがCXにしてはエキサイティングである。享子嬢、激下りの後の登坂タイミングを掴み、登れるようになってきた。激下りで主行程のフィニッシュ、突然売店脇から飛び出す我々が観光客を驚かした。
宮沢湖のダム堤では夕日をあびリラックスした心持ちで和んだ。「青春的なシーンだ」と享子嬢が言っていた。なるほど、夕日がまたたく湖面を見てうれしくなった。そして残りの1.5kmはダム下の宮沢→猿田までは里走り。ここには郷愁に満ちた情景がある。皆平和な気分でゴールへと転がした。全戦12km終了。
今回は前半DH開拓となったが、難行程が多く激下りの冒険ようだった。これまでの確立されたガイド走よりスムーズでないのにも関わらず、開拓初参加者は喜んでいたようだ。目標到達ができれば、それまでの苦しみが消え去ることもパイオニアスピリッツのひとつの成果です。
冬なのに汗をかき、垢が出るのはその魂の燃えかすであります。これに同行できれば、享子嬢も『立派なニッポンのおっ母さん』になれることだろう。中島・渡辺両氏は崖坂をずり落ちても、全然懲りていない。あなた方はみごと適性テストをクリアしました。その革命組織への任務配転スムーズにいくことでしょう。
各隊員とも年の幕開けに相応しい初戦活躍を果たし、頼もしく思いました。その勇気が今後の皆の開拓魂を駆り立てることでしょう。
MASA