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Vol.19【10/25浅間尾根激走報告】
6名
浅間尾根の気候、曇りときどき晴れ。奥多摩周遊道が崩落通行止めで、やむ無く自走登りであった。現地ピーク1000m気温は10度だったが、登りのおかげで各自ウォームアップでき、風もなく冷えなかった。開始から下降でテンション高まり、今日の面子では狂走状態必至。途中振り返ることもせず、後者の心配も無く進む。ルート周辺は落葉し薮草も枯れ、道によく陽光が入る。見通しが良く走りに集中でき、ドライな空気で息苦しさも無い。ついつい激走してしまう。紅葉もはじまり、走るごとに黄・赤・緑が視覚に入り、彩りを追うようだ。
ここは長い行程でも路面状態にバリエーションに富み、飽きさせない。道の分岐で後者待つごとに、情景の美しさに感心する。トラブルも無く、これまでになく最速で昼食場の藤原峠に到着。今日は霧もなく、好眺望での食事はやはりいいものだ。この場所では恒例のヤマビコも楽しみ、峠を後にする。
各区間の状況はもう熟知し、周りを見渡す余裕ができたようで、浅間嶺までは快速ハイキングのようだった。斎藤・中島 両キャリア組は水を得た魚で、申し分無く、聞くまでもなく、存分に楽しみ駆け回っていた。
やっと着いた頂上部の木々の多くは落葉樹で四方遠景がよく見渡せた。富士山もはや冠雪しておりよく眺められた。2週前に楽しんだ富士山殿に懐かしく挨拶するような気分だった。走り慣れた頃合いにMr.スティーブに初めてリードを任せた。彼は難所を幾つも駆けて夢中で下って行った。春の終わりにこの同じ山で転倒し『自分の弱さがよく分かった...』と言っていた姿が嘘のようだ。山走りに目覚めたか。自信をキープするには勢いが必要なのだと思った。なのにダウンヒラー松葉氏は危機に合い、弱音を吐いていたなぁ。気付いてみれば、以前よりもすっかり整備された登山道であったため、
雑然としてた岩場も走りやすくなった。そのせいで過信ぎみで走り、止まれない状態でガンガン打ち付けた手がしびれた。果敢な諸君も握力が無くなったと笑っていた。残りもすっかり調子に乗り引力の虜になり無事ゴールを迎えた。
今回は皆ケガも無く、参加者スキルを信頼できたので、痛快な山走りだった。初・浅間尾根だった松葉氏も素晴らしいコースと絶賛していた。ここが慣れた者は自然の息吹を十分に感じられただろう。染まりつつある奥多摩の秋の景色が、我らを元気づけたようだった。
Mountain Life is Beautiful! だったなぁ...。
MASA