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Vol.28【12/29御岳山→細尾山6山縦走】
2名
当日冬に稀の14度という暖かさ。迷わず御岳山よりフルコースで制覇行程へ出向く。晩夏・富士山ぶりの河野氏はケーブルカーにて落ち着かず高揚ぎみ。登頂し正午過ぎさっそく出走。
【御岳山→ 日の出山→】
ブランク経て河野氏は感が鈍っていたが、次第にエンジン回し、日の出山にも寄らず、梅の木峠鉄塔でも休まず、弾丸の如く進む。三室山もゆうに超え、23号鉄塔まで歴戦最速 1時間で到着。日照に恵まれ無風であったので、ここでランチ大休止。今度こそはと前途行程念入り計画する。
【23号鉄塔→肝要峠】
勇んで出走したはいいが、途中またも道誤り支尾根へ進入。今度ばかりはMTB置きし徒歩で捜索。分岐戻りへのダメージは最小限で済んだ。正解は鉄塔から第1分岐右折。林道に降り100mの地点で尾根に取付くトラバースを上がり進めば尾根に乗ったまま、肝要峠を眺め下り気持ち良く到着できた。

【肝要峠→ホオバ沢林道・名無峠】
前々回に尾根進入を試み、大失敗した暗黒エリア。明るい時間に再突入すると、爽やかな風情の森で、また誘導とし林道が並走していた。かつて50分はさまよった忌わしい尾根森だったが、2番目分岐を左に行けばたった10分で名無し峠に抜け、自ら唖然とする。前途余裕が感じられたが、2人に前半激走+探査の疲労が現れる。僅かな障害が煩わしく、毒が遅れて効いたかのようにフラツキ走った。
【名無峠→細尾山→間坂峠下・終着】
明るい尾根を下り、やがて暮れかけた森に突入。完走必至と唱え、幾つもの分岐をクリアし慎重に走る。今度は細尾山に上がらず、僅かな巻道を駆け暗部に入る。初ルートであることに気付く頃、なんと山本苦しくも前輪パンク。前途不明であり、闇に包まれること恐れ、2人で必死に修繕。

やみくもに走る先には分け目1/2で勝敗が決まる分岐が現れる。双方偵察する猶予はない。右は谷に急降下か?
とっさの判断で左に賭け特攻。とたんにDHで左右にループを描くように進む。暗みで路面状況が分からず叫び走る。まるで痛快ボブスレーのよう。目まぐるしく振り回され下り、ストンと転がり落ちたところは、なんと農家前庭であった...。あとは近くに止めたはずの車まで惰性で、17:00未明到達。嗚呼、感動。5時間かけて6山縦走完全制覇...。
【後記+感謝】
着地点は目的尾根を僅かに外れた支道だった。しかし尾根険しさを垣間見て思うに、痛快DHをフィニッシュとして選択できたことに感涙。だがけしてスムーズな道程ではなく、その予定外行動に30分ばかり余計に費やせば、また暗黒林間迷子になっていただろう。当方単身では同山4回目・通算50km駆け走破できたのだが、歴戦中5氏との捜索苦悩での成果であったのだ。行程での各氏へ尽力いただいたこと感謝します。2003年山走納としては誠に誇らしく[▲○勇者検定コース]と認定。来期には勇敢貴兄へのガイド勤め、喜んで頂きたく企画します。MASA