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Vol.32【11/21笹尾根・荒修行】6名
【HARADA編】
我々ははゆっくりと前進した。敵意に満ちた静けさ。その静寂をかき乱すのは、自身の不規則な鼓動と荒い息遣いだけだ。浅間峠山頂の小屋での休憩の後、少し行軍したところでゴール予定地(B)駐車の汎用戦術車両エンジンキーを車載上げピーク(C)車内に置き忘れている事に気づいた。これではPoint(B)の車両の移動ができない。麓のPoint(C)まで一旦撤収し、キーを回収する必要があった。HARADAは一人、危険な道程を戻る事になる。
途中、友好的な山岳少数民族との遭遇、煎餅を入手し士気は高まる。また、メンバーの水筒を回収。浅間峠からの本格的な下りに突入する。ガレ部も極僅かであり、5連ツヅラ折れもRは比較的緩やか。乗車率95%の快適な下りであった。
下りスタート部、頂上から1/2は落葉の積もるスリッピーな路面、以降は湧き水が流れる砂利道と 変化に富むコースであったが、1時間担ぎ上げにもかかわらず20分程で車載上げピーク(C)に到着。
車両での移動を開始、途中軍事用糧食を確保し和田峠に向かう。無線でsteave.yamamoto.hawkins1等軍曹にアクセスを試みるが通信状態が悪く、交信終了。

15:15 和田峠山頂の茶店に到着:しかし、メンバーは行程の激しさか姿が見えない。無線も通じず、途方に暮れる。
16:00 11月の山頂の気温は一段と低下し、体力を奪っていく。痺れを切らして途中まで舗装路を一人行軍するが、OFF車集団ゲリラに周囲を包囲され戦意を喪失し茶店に帰還する。
やはり、メンバーの姿は見えない。来るのは単車ツーリングばかり。駐車料金600円を支払い、車両内部にて休憩も考えたが、行軍中のメンバーの苦難を重い、じっと屋外にて待つ。

16:30 到着:隊長の雄叫びとともにメンバーとの合流を果たす!持参の糧食はあっという間に消費され、しばし団欒す。日暮れも近いことからここで各自撤収の準備をする。
しかし ここからが本当の孤独な一人旅の始まりであった。
HARADAはPoint(B)まで戻り車両回収、和田峠山頂より陣場街道を抜け八王子→甲州街道を通り帰還の予定であったが。point(B)までのルート選択ミスにより、甲州街道まで自転車で出てしまう。
付近住民の協力によりなんとか辿り着くが、既に18:00を過ぎていた。地元ピンクのCivic(直管爆音)と遭遇、熱いバトルを展開しながら山頂に到着するも漆黒の闇の中、人気を感じない。失意のままに帰還す。HARADA
【MASA編】
秋も盛りの山梨・藤野椿より[富士見のみち]と呼ばれる笹尾根へ6名が向かう。
1000m級の尾根に取着くまでが、最初の荒行。九十九折峠道を50分かけて押し上げる。いくら折れても上げても、また頭上に道が現れるようで目眩がする。その熱中で夏着でも良いかとへばる。
やっとの思いで、尾根が開けた。昼食の後、初の14km長い道程へ。尾根道からは紅葉も望めるが、既に落葉多く積まれサラサラと先へ踏み進む。
しばし進み、原田氏が「あの〜隊長ぉお話が...」と困り顔。??なに!林道に置いた車中にゴール地置きの本人車のカギを閉じ込めた...だと。別にビックリはしない。なぜならば、今回登場の青い服着たお兄さんも、かつて同じことをしてくれたので免疫有り。
今のうちにカギ取りに向かうべく再会を祈り原田隊員は一人里を目指した。残る5名はこれから待ち構える荒行に心の準備もなく進んだ。
最初の登りがきつかったので、もう大丈夫だと、押上げあっても勇んで往くが、そのうちまだ最高部まで至ってないこと気付き、溜め息をつく次第。
進むうち登っては下り、また段々とその高低差が増して行くように思えた。まるでノコギリの歯に沿うようだ。それに従い降下もド根性コンディションになって行く。
降下で調子に乗り駆けると、予測着かない落葉下に潜む、根の先・小岩地雷に脅かされガツンとやられる。中盤までに2車もパンク発生するくらいの激しさだ。私の足も故障し4回もツッテしまう始末。
まだこれからも長いのだ。みるみる気温も冷えていく。しかし皆めげずに行進。なんとアドベンチャーな尾根であるか。
後半にはいよいよDHエリアに突入するが、谷側に崩れた巻き道もバランス取りながら、体傾け土手を足蹴りし忙しい。
これまでの体力消耗で、激しい降下での突き上げを抑えきれない。予定通過時刻もとうにオーバーだ。またある登り返しで一息ついても次々に激下りもエスカレートし、根性試しを強いられる。
転倒すればどこも大ケガ必至だったに関わらず、皆勇敢に挑みクリアしたものと感心。5名は既にオンボロになり、5時間も駆けて荒行より解かれ、墜落するようにゴールに降り立った。
久しくの本格探索・笹尾根の荒修行で得たものは、秋の高尾根風情はなんとに素晴らしいことか。しかし上下動が激しく、雄大自然から見れば、我らのこの身がなんとちっぽけであることか身に染みいる。
多くの山を巡る度、苦楽の質が皆違うもの。この荒行もひとつの経験、と学ぶものあり。皆のバイタリティに頼もしく励まされ、無事に完走できた。
終着峠には車キー取りに先に降りた原田氏が震えて笑って待っていた。結局楽をして下り放題だったのは原田氏のみであった...。Masa