コーナーでは遠心力で壁側に振られその反動で谷側に押し出される。そして失速すればそのまま滑落する。絶景を眺めながらの走行は無理なのであった。その谷降りで夢中であったのは今回一番の超絶エリアだった。そして尾根上延長ルートを企み登り降りを繰り返す。道を違え迷走しては異方向に降りたりした。結局は思いもよらぬ尾根逆の群馬側に進むのだが、長いダート林道をDHで降りられたのは幸い。置きクルマにも近く運が良かった。やはり遠隔地山系は登山道整備もままならず道標も朽ちルートファインデングは至難である。岩峰であっても道を選び間違えなければ豪快なDHが出来る。気力念力を存分に使った探索で充実をオーバーした思いであった。