尾根の中間地点までくると以前とは違うコースマークがあり真東でなく南寄りにルート変更がされていた。唯一ファインディングした箇所だったが、これも東から迫る延長林道のせいで登山道が分断された結果だった。後半980m標高からは通常の林間行になるが広葉樹林は明るく我らをいざなう。軽快に行く道もあればアドベンチャーな深く掘れた根の障害物も増えたように思う。この尾根はトレイル行10kmあまりだが多様な表情をもった道程ながらハイカーにはほとんど会わない。ピーク北峰側の賑わいとはうってかわりまたバリエーションルートも魅力的だ。私的には奥多摩BEST3のこの痛快尾根は皆にとっても精神大解放な道程だったに違いない。