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Vol.11【5/2▲○隊GW第一弾・秩父戦 】
9名
全日曇りの予報がはずれ、付近は5月初めで桜が満開であった。集合で予定遅れだが快晴の元で行軍開始。
【第1走】前回学習したこのコースのおさらいである。車両進入禁止の[県民の森]をかい潜り、管理人からの逮捕を逃れた。そして相変わらずアプローチが分かりにくい尾根道に取り付く。ここからは堂々とXC行軍である。たった2週間ぶりで木々の葉が増え眼下の情景が変わって見えた。初入山の気分とは違い、恐怖は薄れ、前回ヤバいと感じた急坂も飛ばさなければ脅威に至らず。でも慣れない者の恐怖顔を見て面白がってしまう。
そしてまた散歩気分で明るい尾根を巡る。眺望が開けた頃合いに魔の石段ゾーンに突入。ヘタクソ組を引率し我ら4名は段を避け回避路を進んだ。しかし後進を待ち、振り返るとビックリ。度胸一発、1人、2人と次々に、石段を踏み外し、あぁ大破。なんか漫画みたいな様だった。無事を確認し、また懲りずに快調に跳ばす。眺望良き尾根先で昼食とする。懐かしき遠足の丘にいるようで和めた。
ここからは待望の純DHエリア。夢中になり次々とコーナーを攻める。
「ここだ、これだ」と前回走を思い出す。もう後進を待っていられず、撮影までも忘れる。一番自由になれる瞬間を噛み締めるように走る。楽しかった想い出をリプレイしているかのよう。ここではGW行楽地雑踏は無縁である。このDH斜面は我々が占領したようだ。第1走=13:30ゴール。
【第2走】第1走で足首捻挫した原氏が帰還意志を示したのに、再スタート地に戻れば、なぜか彼はやる気満々になっていた。2走目は▲良嬢は車中で休憩。(実はずっと寝ていた...らしい)今度は時短を目論み、県民の森をカットし第2走に向かう。
[険しい・通常]ルートに分隊し突き進む。[険しいコース]は崖同然の谷あいで苦心したらしい。分隊行で20分以上かかった頃に、中島険しい隊長が分岐偵察に現れ、その行動のお陰で、タイミング良く合流できた。別ルートの並行したコース末端は裏富士を思わせる、広陵としたエリア。同山で2度おいしく走れた。
正規ルートに戻りまた下り出す。第1走で駆けたよりも目まぐるしく駆け落ちる。しかしブレーキ源道力が萎えてくる。走りながら手が痛い。制動不能であったから早かったのか。ヤケクソに走っていた。
久しくの山を駆けた加藤氏もよく付いてきたものだ。何ごとも勢いに乗るのは大事。恐怖の先入観は失敗を招く。過信しても失敗する。そんな自身を制御するべくことを切々と感じた。第2走=16:30終了。

野外活動センターでの夕食後、軍事キャンプを思わせる常設テントに帰還。
その日は20:30〜21:30までに次々に兵士は倒れ、安眠に至る。
[5/3御岳山・フル2Y尾根戦につづく...]