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Vol.23【8/11大菩薩▲○最強修行】
6名
大菩薩・先遣隊として前日に▲本・中島は現地視察に発った。車積載でどこまで標高を稼げるか。そして登山道を徒歩で状況を把握する。ロッジに行き着くまでに塩山温泉に浸かり、帰り際にモモの土産をと、産直店に寄り2個¥200で買った。なのにオマケに10個位もらってしまう。
白樺林に囲まれたロッジでは32名部屋を2名で使い、部屋にMTBを持ち込み整備をする始末。何の緊張も無い、大らかな前線基地であった。
【上萩原→】
翌朝ロッジを発ち、果樹園地帯を抜け県道に出ようと収穫する人に道を聞けば、なんと気前のよいことか、またしてもモモを沢山頂戴する。そして広い道に出たところ、何故か原・松葉組らしき車が止まっている。集合地が分からず困ったところに我々が現れたようだ。その奇遇に笑い、迷子を連れ上日川峠に向かう。

【上日川峠・長兵衛小屋→大菩薩峠→】
8:30定刻どおり6名集結し、大菩薩峠を目指す。押しが続くが林間であり、涼しいためそれほど苦ではなく、45分位歩いたかふと見上げれば、青空と赤い屋根の山小屋が、はっきりしたコントラストで現れる。
1850mでは空気の澄み方、景観も格別だ。ハイカー銀座の北進・大菩薩嶺へは行かず、南方向・小金沢連峰に向かう。

【熊沢山→石丸峠 →】
第2の難所・熊沢山越えでは混雑峠と違って静寂さに入り込む。やがて岩や根の張り出す急勾配となり、気持ちも張りつめる。担ぎをしいられローペースで登る。
空気も薄く進みが苦しい。30分位でクタクタで1990mに登頂すれば、正面に明るい緑の連峰が迫る。嘘のような景観に一同感動する。頑張った以上のご褒美だ。「これから素晴らしい道を巡るのだろう...」そんな期待に心が弾んだ。

そしてDHの始まりで駆け出したとたん、その傾斜面の角度・距離に驚く。降り着く笹原の石丸峠が頂からは近くに見えたが、実際は300mはあった。振り返り見る誰もが、苦心して転がり落ちる。その慌て様が愉快だ。緑の急傾斜を降りた事に感慨無量だった。
【狼平→牛ノ寝分岐→】
一行は興奮止まずで狼平を経て次の目標、牛ノ寝尾根導入に向かう。ここからも一気に落差500mは下るが、林間で行く先が想像できない。ワクワクしながら樹林帯に飛込んだ。さっそく想像以上にトラバース/Wクランク/直滑降が連続し、ご一行は非常に忙しい。
先頭リスクで初めに私めが、苔付き岩にタイヤ取られ崖下転落。運良く着地は笹ネットで身が包まれ、笑いながら這い上がる始末。 そして各位も奮闘しては落車。速度が速い分、その転け方も無様だ。
距離4km位は駆け落ちたのだろう。急斜面を後に明るみに出た所、榧ノ尾山で昼食となる。ここまでで誰もが十分興奮し満足そうだ。

【大ダワ→大マテイ山→】
そして午後の部は傾斜も緩みXCエリアである。左右にくねる林間の美しいラインをトレースするように駆けて行く。
次の休憩でやっと半分来たと告げるとまだ半分なのかとグッタリする者あり、私も未知の山でのペース配分が不能なほど、この尾根はことのほか長い。
【鶴寝山→松姫峠→】
次の目標までは登り返しもあり、また延々とXC基調で進む。
松姫峠直前ではまた下り気味となり、脱力のふわふわ気分で引力に身を任せた。もう十分すぎるほどトレイルを味わって、鋪装の路面に伏せる。しかしまた締めのDHを目論み、奈良倉山の傾斜を求め落ちて行く。
【奈良倉山→日沢→田元】
ここも嫌というほど下って行った。曲がりきれないターンが続き、己のパワーダウンを情けなく感じた。そしてワサビが広がる沢に下り着く。そこから先は沢を横切り、崖を這い、橋を幾つも渡り、崩落道をさらに崩し、冒険行となる。終わらないそのファイト100発を修行だと言い聞かせるように漠然と進んだ。
ダート林道に降り着いた時には、誰もが難行にて呆然となる。戦いに暮れた者どもはグッタリして里へ流れるように向かった。
全線で20km以上か実際距離が掴めないほど。最強修行山であった。自然の懐に抱かれ、苦行・感動・絶叫・奮闘と充実通り超す縦走であった。歴戦最長の9:00〜16:00まで7時間も走り尽くした。
『この山訪れるは俗世の煩悩も去り、心洗われる。在るのは本来の己の姿なり』憧れだった大菩薩の絶景に感動したことは、皆の心に深く刻まれ、きっと我々の聖地となることだろう。