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Vol.04【9/15:アカザス尾根・石尾根冒険 編】
【SUGIYAMA編】
約半年の育児休暇を経て、本日山サイ復活!!
登りは曇り+小雨で休暇明けの体力不足をいたわってくれているような涼しさの中、軽快に高度をかせぐ。しかし赤指山へのアプローチルートは決して楽なコースではないけど、ムードメーカー中村氏の合いの手&ダジャレで疲れを忘れつつ、今日のメインディッシュ景観の千本ツツジへ。
雲で富士山は見えないものの、大菩薩・雲取など奥多摩周囲の山は一望!ピーク到着にあわせて爽やかな風とお日様が歓迎ムード。
先日の台風9号の影響で、終盤DH尾根は想像していた「快適ダウンヒル」とはいかない。倒木&小枝巻上げの障害物競走。ストップ&ライドの繰り返しだけれども、中村氏いわく「台風も自然の一部。いらいらしちゃ、だめですよ!」→その通り。
終日9時間山の中と言うのは、最長記録かも。リハビリのつもりが担ぎ・こぎ・担ぎ下ろし・夜走など盛りだくさんな経験が出来た秋と夏の境目を感じる一日でした。
SUGIYAMA
【NAKAMURA編】
初めての奥多摩は厳しかった。担ぎ上げがあまりにも長く流石にヘタレたね。問題は食料。前半も終わらない内に底を尽き、言葉も出なくなってくる。皆は逆に安心していたかもしれないが。
しかし台風の威力はすごいね。大木が薙倒され、トレイルは落ち枝と倒木でメチャクチャ。これが大自然の力。自然は偉大だ。偉大だが迷惑この上ないけどね。ピーク到着時は疲れもピークに。▲本サンに貰ったチキンが最高にウマかった。
次回里山からの携帯食料リスト最有力候補が増えただけでも登りきった甲斐があった。しかしお楽しみの下りはホンの一部除いて想像よりも緩く短かった。落ち枝や葉が多くスリッピーではあるが、速度が乗ればもっと楽しく走れるだろう。ホイールに絡む枝も少なくなるしね。できれば距離もあると尚嬉しい。
最後の長い担ぎ下りで体力は回復。乗ってはコケての先人は上から見ててとても面白かった。最後に中央線まで送ってくれたSUGI氏に大感謝。皆、またドッカへ行きましょう。
NAKAMURA
【SAKAPOW編】
朝の杉山さんとの待ち合わせから、山本さんとの合流、すべてがコワイほど順調で「これは何かあるかもしれない……」と思いました。
だから、先週の台風の影響で、崩れそうな山道を見たとき、「ここから自走だ」の声に、大賛成でした。車を途中で降りた分、押し上げの道は、長く厳しいものでした。
長い長いジープ道を登っている途中、霧雨が降り始め、登りの辛さが多少、軽減されました。始めのジープ道で体力を奪われ、登山道で筋力が低下し、千本ツツジにたどり着いたときには、ホントに倒れ込んでいました。
しかし千本ツツジから周囲を見渡す眺めは、本当に素晴しいものでした。険しい登山道を登ってきた達成感……。この充実感は、まさに登山の楽しさ。いやいや私たちは自転車に乗りに来たことを忘れちゃダメだ!
と言うわけで、後半、いよいよダウンヒルか〜と行きたいところでしたが、台風の影響で、道をふさぐ倒木、ホイールにからみつく小枝、ズルズル滑る落ち葉に悩まされ続ける道程でした。無限の体力・杉山さん、崖から落ちそうなところを救ってくれた中村さん、そして久しぶりに会えた隊長!また山で会いましょう!
SAKAPOW
【MASA編】本日快晴。前半は開拓走である。林道車載で高度を稼げるはずが標高1100m辺りの道崩落で自走上げに。モクボ谷のせせらぎを聞き、道すがら羊や巣から落ちたヒナ鳥との出会いが我らを和ませる。
やがてアカザス尾根に掛かるが、想定外で急登連続の押し担ぎで3時間。最後の急斜面を這い上がり、千本ツツジピークに到達。1700m超標高の眺望は素晴らしき絶景で、言いがたき至福。皆の苦行が報われたひとときだった。
かつて浅間嶺から北を見て、御前山がなんと高く思えた。そこからさらに北のこの石尾根はより大きく威容に映ったものだった。
空は紺碧夏の色。されど吹く涼風は秋の入り。季節の移りを感受して、我らは無量の喜びを得る。登頂の憧れを順に果たし感慨深きものなり。尾根のうねりを目で追えば、傍にそびえる雲取山が我らを見下ろし招くよう。 あぁまだ上があるか。芝の広がる頂上で、皆で食べ、語らい、寝て、裸になり子供のように遊ぶ。
そこから高丸山・日陰名栗山の巻道を駆け、シカと遭遇する。降下道は台風害が激しく、記憶の道筋まで消滅状態。あわやの障害に転んで笑って四苦八苦。夜のとばりまで計8山通過し9時間行程をよく無事に完結できた。想像以上の冒険で充実突破する体験だった。MASA