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Vol.14【8/29:惑星探査的火山DH苦行 編】

8/29(土)[よい子はまねをしてはいけない級火山]2600m標高より降下とたくらむ。無茶な山行本望の4名で早朝出動。麓の郷は曇っていたが、上昇につれ標高1400mでは紫外線が刺すように晴れ渡る。下界から見上げた雲は眼下に雲海として拡がり孫悟空気分。登り終盤の導入は分かり易いが進むにつれ踏み跡探し頂を目指す。意外にも低木・岩盤など障害物で手間取り急登経て登頂する。頂部は濃霧に包まれ先が見えず気温17度しかない。森林限界上のため距離感掴む対象が無く、次の分岐をそばに見るのに 500m離れていたり、水平に駆けるつもりが下りだったり。偉大な景観に圧倒されるが、冒険心が無ければ引き返すところだ。下り始めから大ガレに騒ぎながら降りても先が雲中なのだから脅威を感じていく。
進むにつれ不安な霧雲は現れては消え、まるで変わる景観への幕を開かれ導かれるようだ。やがて大きな岩壁沢を2つも越えて、酸素が薄いせいか息が上がりやすい。そして行程後半からようやく視界の広い斜景が現れる。

見晴らしに安堵しそこからは皆解放され野を駆ける早馬の如く進む。後方から追い撮りする者を気にもせず、砂煙を派手に巻き上げるから自分の顔は砂埃まみれ。まあ皆そこまで元気を貯めていた事がわかり快活な気になった。遅れた昼食後は別登山道へ移動するが、豪雨に襲われ敢え無く第1幕で終了。それでもピークから18km駆け下り、夏山の締めとして充分で過酷痛快な惑星探査的DHであった。