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Vol.17【8/1:雲上にて絶叫響く修業山降下 編】
8/1甲州・駿河を跨ぐ高山にて。麓は晴れても2000mは雲の上。気温16度位と爽快なり。二国境のポイントから12名降下する。暫くは馴染みのスロープを駆け落ちるが、中盤は道筋が昨年とすっかり変わり風化していた。コンパス無くば途方に暮れた位にまるで違う山のようだった。やがて霧雲も去り先が見えれば、皆達人級なので放置する。当山初の6名は砂礫道に足元すくわれ、さぞ驚いたことだろう。制動も難しく速度制御に戸惑い驚喜が響く。天から見るに我々はアリ地獄に落ちるアリの如し。
1400mレベル以下はジャングルに突入。この季節は道筋間違えるほど藪が高く、笹茂みに突入したり、掘割に積もる枝草に埋まりV字にハマり込んだり。大変忙しいがこんなアドベンチャー降下も貴重なり。麓に向かうに従い熱帯雨林のごとく蒸すが、平原に解き放たれたとたん安堵する。また誰も道を覚えられない始末だが、我らが全道程貸切だった。スタートからは登り返しゼロの14km道程は巡る度にドラマチックな気分になるのであった。