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Vol.23【11/13:山河燃ゆる紅葉の路を往く 編】
11/13(土)久しく再会同志君ともに4名で晩秋尾根道へ往く。奥多摩前衛のメジャーな山頂に到達すれば、また偶然にも山ボーイ風ハイカー仕様のJobe君一行に会った。そして伴に北西側峠に登り同山系一の紅葉の場へ向かう。そこは人知れず閑散とした峠なので悠々と大カエデを仰げ高揚する。そしてまたさらにマイナーな旧参道へ向かった。その径の導入は道標も乏しくほとほと分かり辛い。そこからは同山系で植林針葉樹でなくなる境の尾根でほとんど広葉樹の道に成る。ここからの長大巻道は谷側に植樹無く素の崖が多い。滑落リスクの恐怖に慣れるまでは見事な紅葉を眺める余裕なし。岩盤むき出しの上に落葉が積もるので、咄嗟の突き出しに驚く。
さらに北西対向・石尾根は原生林は豊かだが広葉樹はブナが主で黄色にしか染まらない。同山域のカエデは元社に伝う参道に植えられたのかも知れない。だからこの旧参道は奥多摩で一番長く5km位紅葉狩りDHが出来るはずだ。中盤峠からは四分岐もあるが、テクニカルルートを選択。しばし巡行し皆に注意喚起するのだが、自ら大ドロップ着地で大前転し危険度を示す。以降みな勇猛に難所にも突っ込む中、Akiba-R女史の果敢さには驚く。だから旦那+野郎衆は当然それ以上に頑張らねばならぬ。お陰でアタック頻度もあがり妙にスパルタンな進行になった。「艶やかに和の心持で降下なりけり...」終いには鮮やかに染まる山河に和む。優雅な季節に嬉々とした日だった。