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◆Vol.11【6/10:痛快奥多摩ジャングルコースター編】

6/10(日)朝の奥多摩・最北東は快晴だった。しかし目的アプローチの南回林道が崩落事故で封鎖され、よって道が荒く過酷な北方面林道でピークを目指す。久しぶりに参上の最古参級隊員Y.N君はなまりも見せず寡黙に昇っていたが、不眠参加の当方には堪えるものだった。予定より2時間遅れで1300m級に登頂できたが、それまでの晴れ間も食事後には我らは雲に包まれた。全行程の1/4は前回同様の降下をトレース。雲中での降下はスリル増すもので違う山に来たかのよう。皆には先が長いので自制注意報を促す。1km順調にかけた後に核心部分岐に差し掛かかる。それは延々と繋がるバリエーション尾根への導入と思えぬ木々の間からになる。
そこへは5年前冬に来た記憶と違い、予想外の亜熱帯ジャングルの様相。先の道は地図上表記も無く迷走も危惧するが、その予想は当たり120mも誤る方位へ降下してしまう。登り返し2時間ロスをした地点でも1000m超なのであとは時間勝負になる。急いで先を進み全行程2/3を過ぎ待望の奥多摩最大伐採地に到達する。その眺望は低雲が掛かり亜熱帯アジア高山のような神々しい情景。歓喜もつかの間、日没まで僅かになり核心的ルートを慌てて駆け出す。以降は尾根沿送電巡視路だが、機材運ぶべき道は完璧整備なコースターである。脅威なるは終盤800m直線降下狭小トラック。息をもつけないフィニッシュで心地よい達成感を得れたのだった。