午前は白岩峠から奥多摩湖へ。広葉樹が占める美しい緑が印象的だった。急傾斜なのに朽ちぬは、この落葉+腐葉土の繊維質が網を張るから。土を流さぬ皮膚膜のような層の役割を持つのである。そのループ状はDH用設計のような見事なパイプライン。そんな堀割道なのは昔馬を通わせた証拠。山バカ君達は絶叫でカッ飛び果てていたが堀割中心は障害物が埋もれるので避けるべし。一方檜原峠経由の南下尾根は巻道崩落が多く登山道として使われない事がわかった。よく見られる稜線だが広葉樹林なので秋の紅葉はきっと見事だろう。初の山径だった割には双方楽しめたルートであった。各位納得の秘蔵奥多摩BESTに認定なりである。