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Vol.15【7/18:懐かしき天文台より新道発掘 編】

7/18当初は秩父滝沢パークに行くはずが、平地猛暑を避けるよう行き先を奥武蔵辺境の堂平山・勝負平に変更する。ピークには「眺望関東一」と冗談な看板が書かれるが、その賛辞割り引いても眺望パノラマは圧巻である。望む対向の大霧山・秩父高原は威容だが、それよりも100m以上高いのである。
一帯はパラグライダーの飛場でもあり、良風の通り道ゆえ広大芝地は下界より5度位は涼しい。心地良すぎて昼食含め1時間近く寛ぎ和むグウタラさであった。11年前の初登頂では国立天文台しかなかった。その観測主体は近年ハワイに移ったそうだ。5年ぶりに来れば観測所跡地に立派なキャンプ施設が出来ていた。
先に進むうち白石・高篠・大野・刈場坂四峠を経てぶな峠を過ぎた脇に廃道を見つけた。かつて藪だらけで入れなかったはずだが、これは必ず大岩巻道に繋がると確信する。腐葉土積もったはそのワイルドな道はやがて明るく広がり、目論み通り期待の道接続に成功する。従来難所を巻きでパスするので尾根縦走がやたら早い。
しかし勝負平で遊び過ぎたので予定オーバー。快走と思いきや6時間近く山中に居たのだ。尾根末端の弓立山を越えられず、八幡山神社脇へエスケープした。終着麓の猛暑はやはり激しく、もはや盛夏の山里なり。懐かしの頂きから開拓の道を巡り新旧の喜びを得た道中であった。